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GoogleがChromeに広告ブロック機能を標準搭載から考えたこと

wired.jp

Chromeに広告ブロック機能が標準に搭載されるのが7/9から世界展開のようです。

Googleの狙い

Googleの売り上げの多くは広告収入で得ています。

「なのに、自分の首を締めるようなことを自らするのか?」なのですが、自分で飲んでしまおうということなのでしょう。

下記のように積極的にGoogleは他の分野に挑戦して、広告収入の比率を下げています。

先日もStadiaというゲームのサービスを展開していましたが、ゲームで機械学習向けのデータ集めまくりか?と思っていたのですが、広告収入以外を増やすという意図もあるかもしれませんね。

www.itmedia.co.jp

広告ブロックに対する杞憂

広告ブロックが進むと、インターネット広告が儲からなくなります。

様々なゲームチェンジが起きるとは思うのですが、これまでは広告により、積極的にユーザーが活動してきた自由なインターネットが、また閉ざされていくのかもしれないかなという点で不安を覚えました。

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これらをよく見かけたりすると、そのうちお金を払って見るインターネット記事がドンドン増えていくのかなあとか思ったりします。

既に課金記事がGoogle検索の上位に来ると困惑することがあります。

とはいえ、コンテンツを作成している側からすれば、あなたは無料で見ているかもしれないけど、作成している側はコストは無料ではないことも確かです。

ただ、この流れがあまりに強すぎると金銭のみならず、情報でも格差が生まれてしまわないかと。

そんな困った社会にならないといいのですが。

といっても、あくまでもChromeの広告ブロックは全広告のうち不適切な1%を取締るだけです。残りは表示されます。

逆に、他の広告ブロックツールをChromeで無効化する施策も考えているようです。Googleとしては、これまでのインターネット社会を維持したいということでしょう。

gigazine.net

世界の広告ブロック機能使用率

下記の記事で紹介されています。一番高いのがドイツの29%で、日本は一番低く、2%です。

www.businessinsider.jp

おまけ:Facebook

こんな風に、htmlタグを複雑にして広告ブロック逃れをしているようです。

Facebookのイメージ通りというか。

技術投資してるし、ReactやGraphQLといったOSSでコミュニティに寄与もしてるけど、やや技術のムダ遣いしてない?みたいな。

といっても、広告ブロック対策がそれほどまでに死活問題ということでしょう。