平日に有休を2日を取って、出勤してきたのですが、未読メールの山でした。
毎日こんなメールに目を通しているわけ?と、100通近いメールについて地味に統計取ったり、考えたりしていました。
自分に関係のある情報が50%、本当に自分に必要な情報が10%という驚きの事実でした。
Jenkinsからの自動通知メール程度ならばフィルターしていますが、そういう問題ではなく、これはおかしいなと感じました。
そこで見つけたのが下記の記事でした。
メールは限界だ!チャットだ!とか一元論的な考えしか私には思い浮かばず、会社は定時退社だ、プレミアムフライデーとかいう狭い環境でした。
ですので、目から鱗でした。
記事の内容を読むだけでも十分なのですが、より詳しく書いてある本を読んでみました。
ビジネスは英語のみにすべきだと耳の痛い内容もあり、優秀な人材が集まるGoogleだからこそ出来ると感じる部分もいくつかあるものの大いに参考になるものでした。
詳しいことは本や記事を読んでいただいた方が望ましいので、学んだことに対して自分で思ったことを交えつつ書きます。(なので、本に書いてあるのと一部違っている可能性があります)
10倍の成果を上げる
色々なテクニックの以前に、成果を上げるために、これらの仕事術があります。
Googleでは、以前の10%アップではなく、10倍の成果を上げようとします。
この時点で大きな違いが生まれてくるんだなあと根本的な考え方の違いを感じます。
その場で解決出来ることは、その場で解決する
持ち帰って検討はなるべくしない。どうしても持ち帰らないとならないことは、出来得る限り決めて、残りを持ち帰るようにする。
議事録はその場で書き上げる。Googleドキュメントは全員が自由に書き込んでいって完成させる。
なる早の依頼は期限を設けて依頼する。
仕事をゴールに持っていく意識とその努力・工夫を持ち続けるべきでしょう。
最近、仕事の進め方も変わってしまい、自分自身ダラダラと進める傾向がありました。
新しいことはとりあえず試す
今、流行っている技術やアプリはとりあえず試す。そうしないと、今の考えについていけない。
また、試してどうだったか分析すること。良いと思ったら取り入れるべきだし、必要ないと判断したことはやらない。
SNSなどは特にそうで、全部使い始めて漫然と続けていても時間の浪費なので、取捨選択するしかないでしょう。
ただ、試したではなく、継続的に挑戦し続けること。今、最新でも時が過ぎれば時代遅れになってしまうので。
ちなみに、私に実際に会ったことある方は知ってると思いますが、かなり酒を飲みます。
色んな店に出入りしますが、一杯一品、飲み食いして判断します。駄目だと思ったら、さっさと退散します。
1品目が駄目だった店が2品目以降が良かったことは、数える程しかありません。
気に入った店は何回も顔出します。ローリスクで、様子を見て、大きく行きます。日本の小市民っぽく。
変化し続けなければならない
著者のピョートルさんはポーランド人で、ポーランドの社会主義、その後の崩壊による失業といったことを経験されています。
その時のことがあるから、変化し続けなければならない、変化に対応し続けなければならないというバックグラウンドがあります。
その考えは大切だなあと思います。
今やっている仕事をなくすことが理想。
仕事がなくなって新しい仕事に移って行くべきとありますが、これってなかなか出来ることじゃないんですよね。
今やっている仕事の延長線上でしか考えないし、しがみついてしまうものです。
社内システム
日本は昔から使っているシステムに捉われていて、クラウドで運用されているサービスを有効活用できていない。
PCを紛失してもクラウド上にデータがあれば、他のPCから削除することもできます。
リアルタイムのチャットもビジネススピードを上げるには有効です。
LINEで他の有識者と意見交換して、結論をすぐ出せるように仕事を進める人もいるそうです。
さいごに
振り返ってみると、ドラッカーの「成果を上げる」とか、トヨタの「すぐやればラクになる」と通じるところがあるんですよね。
要は学んだことを少しでも行動に移せているのか、それが続けられているのか、の差なんだと思います。
岸信介だったと思いますが、昔の総理大臣が日本が戦後復興できたのは「国民が勤勉でよく働くから」と仰ったそうです。
最近、諸外国に押され気味で海外の方が優れている、日本は遅れてる・間違っているという風潮ばかりを感じてます。
その反発もあってか、そんなにこの国がダメなの? 自分を育てた国に対してそりゃないんじゃないの?とも思います。
と言っても私が学生時代から、同様のことで、島国根性で海外の良いところを寄せ集めて半ば夢を見せられてしまってはいるんだと思います。
地に足着けて成果を上げていく。
進取の精神で海外の良いところもうまく取り入れ、労働生産性を高めて、日本が盛り上がってくれるといいですね。
※いらすとやの画像を使わせていただきました。