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PyrightをVisual Studio Codeで利用したらどんな感じ?

PyrightはPythonの型チェックを行うツールです。

github.com

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GitHubや情報サイトでは文字の説明だけで、実際に使ったらどうなるかがわからないのでVisual Studio Code拡張機能として試してみました。

marketplace.visualstudio.com

マウスオーバーでツールチップを表示

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マウスオーバーすると、変数の型を表示してくれます。

途中で値を代入してもOK。

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エラーも表示

下記のようなプログラムを書くことにします。

bは最初、リストだったのに、途中でうっかり数値を代入してしまったのですが、リストのままだと思ってappendで値を追加しようとしたケース。

b = [100,200]
b.append(300)

b = 100 # この時点でbはintになる

b.append(100) # int なのでlistのappend関数はエラー

print(b[0])

Java,C#などの静的型付け言語だとリストの変数に対して数値を代入することは出来ずにコンパイルエラーになるのですが、動的型付け言語だと実行するまでこの過ちに気づきません。

動的型付け言語は簡単に修正できる利点がある反面、簡単に壊れるという欠点を持っています。

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このように赤い波線で注意して、その欠点を補うのがこのツールです。

入れておいて損はなさそうです。