前回の身長に続き、今度は体重で分析しようと思います。
ラグビーにおいて体重は重要かと。
というのもテレビ中継の際には、スクラムで8人が組み合うとき、お互いのチーム合計体重が表示されます。
オールブラックスことニュージーランドは、900kg。アイルランドとの試合時には25kg差。
容赦なし。
groupby
DataFrameにはgroupbyという関数があります。
grouped = new_data.groupby('Position')
grouped.describe()
こんな風に数字で分析できるとは。
ポジション別体重
前回同様に箱ひげ図を出します。
どうしてもポジションの数が多いので、matplotlibのboxplotを使うことにします。
groups = new_data.groupby('Position') Y = [] labels = [] for group in groups: labels.append(group[0]) Y.append(group[1]['Weight']) fig,ax = plt.subplots() ax.boxplot(Y,labels=labels,vert=False) plt.show()
横向きにできます。こっちの方が見やすいと思ったのですが、どうでしょう。
ちなみに丸印は外れ値です。
最重量選手は
下記の選手でした。
http://en.espn.co.uk/france/rugby/player/237657.html
フランスの選手で、197cm156kg。テストマッチも31試合出ています。
生まれはニュージーランド、でもU20ではサモア、そしてフランス代表。色々、フクザツ。
プロップ
体重別で見ると、やはりプロップでした。(ちなみに、サンプルが一番多いのもプロップです)
平均体重は112kg。
ラグビーをよく知らない私は、
「プロップで最優秀選手になれることってあるんですかね?」
※カンナヴァーロが純粋なセンターバックとしてバロンドールを受賞している。
プロップはスクラムの最前列の3人の両端となります。
両端よりも真ん中のフッカーの方が体格がいい選手を据えるようにも思っていたのですが、それは素人の考えでした。
さらにプロップでも左か右かで違うように。
首の取り合い。首と首の力比べ。首相撲。ひえー。
3番は両サイドから相手選手に挟まれて頭が動かしづらいタイトプロップとかツラそうですね。
ウイング
ウイングでも重量級の選手がいます。
ネマニ・ナドロはなんと195cm/125kgでウイング。
日本でもプレーしたことのある選手です。
日本の選手は、大丈夫だったのでしょうか。最多トライ数19を記録しています。
ジョナ=ロムーは名選手で63試合出場して195cm/118kg。
ウイングの平均体重が90kgであることを考えると恐ろしい。
プロップの平均体重を上回るのに、ウイングを任されるだけのスピードを兼ね備えているのですから。