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読書感想「教えないスキル: ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術」

教えないスキル: ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術 (小学館新書 せ 4-1)

まず、こんな人がいたんだなあと思いました。日本人の女性ですが、スペインでユースながら男子サッカーの監督までされていた方です。

筆者はブログをやっています。

ameblo.jp

少し古いデータながらNBA選手が引退後5年以内に自己破産した比率は60%、また元プレミアリーグのサッカー選手の引退後に自己破産したのはまた60%。

この現実を見ると、かつて巨人軍の川上監督は引退後のことも考えて選手の指導をしていたといいますが、あの時代によくそこまで考えて指導していたなと気付かされます。

驚くべきことに半分以上なのです。サッカーの知識とかテクニックだけではなく、人として育てる育成術を本書では紹介しています。

7つの人材育成術ということで以下の7つの章立てとしていますが、それだけで語れるものではありません。

  • 自分の言動に意識を持つ
  • 「問い」を投げる
  • パフォーマンスを生む言葉を選ぶ
  • 伸ばしたい相手を知る(職員会議にも参加するなど、選手をサッカーボーラーとしてだけでなく様々な面で知る)
  • 丸テーブルに変える(横並びにして上下関係をなくす)
  • 「教えないスキル」を磨く(教えるのではなく学びたい意欲が湧くようにする)
  • 認知力を育てる

育てる上で、コーチが送る一つ一つの発言を見直すと、間違いや不必要な発言をしていることに筆者は気づいたことを明かしています。

指導というのが奥深く難しいことを感じさせられます。

  • いいねで終わるのではなく、どう考えて作ったのと聞くと良いフィードバックとなる。
  • 相手の良いところを伝えた上で、相手の修正してほしいところを伝える、期待を伝えるというサンドイッチ話法を使う。
  • 「プレッシャーをかけろ」とか「寄せろ」とか「行け」とか使う言葉がバラバラだから選手と認識が合っていないからコーチはイライラすることになる。
  • 既読スルーされた時、相手がどうなっているかを考えるのは人それぞれ。よって同じ事実でもどう認識するかは人それぞれ。これが既読スルーの法則。

読書感想「チームのことだけ、考えた」

チームのことだけ、考えた。――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか

建前ばかりの日本企業の人事の方に読んでいただきたい本だと感じました。

自分が今まで勤めてきた会社の制度や風土に対する疑問に対しての答えがあるなと感じました。

真剣

3人で起業して、とんとん拍子で会社を拡大し、わずか3年で上場、そして東京へ移転。

しかし、社内は愚痴ばかり、指示を待ったまま仕事をしない人も出てきてしまう。

ビジネスモデルを売り切りから保守契約を導入して見直したりして売上は持ち直したが、人事制度は成果主義で、協力し合わずに無茶苦茶。

そんな中で筆者が社長になったものの、M&Aを繰り返して、買収した会社によりサイボウズ全体としては大幅な利益減となってしまう。

買収することは会社を拡大するだけではなく、会社のリスクも受け入れることを意味することを思い知らされる筆者。

そんな中、松下幸之助の本に出会い、「真剣」という言葉に出会います。

筆者は創業時点からサイボウズに自分がいたから、自分なら社長ができるだろう程度に考えており、頑張ると命を懸けるのではレベルが違うと真剣スイッチをONにします。

その後も次々と困難が発生するものの、保身を諦めるという「覚悟」のコツにより、向き合うことしかできなかったものの、向き合えば問題が解決に近づくことがわかったそうです。

人間は理想に向かって行動する

真剣さが必要というのは理解ができた、では、社員はどうして辞めてしまうのか。

メモを読み返す中で

人間は理想に向かって行動する

という共通項に気づきます。

なぜ社員が辞めるのか?

辞めることで理想を実現したいから。もっと残業を減らしったい、もっとスキルの上がる仕事をしたい、もっと高い給料が欲しい。

そこで全社共通の理想を決めようと考えます。

売上を3倍にすると理想を掲げたこともあるものの、周囲にはそんなこと言いましたっけ?と言われる程度でしかなかったのです。

ビジョナリー合宿などを通し

世界で一番使われるグループウェア・メーカーになる

となりました。

グループウェアだけではつまらないと辞めていくネガティブな反応もあったものの、そこはグッと堪えて全社員にメッセージを伝えたそうです。

多様性

組織のミッションが決まったところで、組織のイズム(在り方)を定義したいところでした。

そこで、管理部門の責任者に言葉を探してもらい

  • より多くの人
  • より成長
  • より長く働く

という3つの言葉が選ばれます。

当時は、良い言葉を選ぶことができたと考えたそうです。

しかし、これらの方針は大きく転換が進んでいます。

その中で多様性という言葉が残っています。

サイボウズの考える多様性が、自分としてはしっくり来るなあというのがありました。

よく言われるのが女性の管理職を増やせとかで、外国人の採用を増やせというもの。

そうではなく、女性は女性で子供がいたり、独身であったりするし、日本人とか男性とかそうしたカテゴリーでまとめている時点で多様性は存在しない。

そうではなく、一人一人を別々の人間として考え、100人いたら100通りの人事制度があって良いという方針が掲げられています。

そこから選択人事制度として、働く時間をA-Cと働く場所をA-Cの3*3の9通りから選べるようなシステムを導入しています。

サイボウズでは在宅勤務を導入しています。今ではコロナの影響で導入されていますが、サイボウズではその10年近く前の2010年からです。

多様性の組織の問題解決メソッド

ただ、多様性は、一人ひとりが別々の考え方を持つため、議論が発散しやすいという問題もあるのです。

事実に対して人が考えた結果が、解釈になる。つまり、同じ事実でも人によって解釈が異なることになることを踏まえて、問題解決メソッドを確立します。

  1. 問題を発見する
  2. 問題を認識する
    1. 理想と現実、解釈と事実のマトリックスの4つで考える
  3. 原因を検討する
  4. 課題を設定する

モチベーションが上がらないのは何が足りないのか

以下の3つのどれかの要素が欠けているとモチベーションが上がらない。

  • やりたいこと
  • やるべきこと
  • できること

制度には、理想となる「目的」を明記する

部活動に会社のお金を使うなら、給与に還元してくれ、そういうのも多様性。

そこで部活動の制度については、部門間コミュニケーションの活性化という目的を掲げる。

全ての制度に目的を掲げ、それに矛盾するなら廃止する。この一貫性が、メンバーには納得感や一体感をもたらす。

制度を廃止する、これが大事だと思ってます。これまで在籍した組織で形骸化した制度に縛られている状況を目の当たりにしてきたので。

ソフィーのアトリエ2をクリア

アトリエシリーズの投票で、一番人気キャラ、ソフィーの続編です。

前作のソフィーのアトリエは調合が新システムになったり、グラフィックがソフィーのキャラデザイン含めて正直、野暮ったい印象だったのですが、だいぶ洗練されています。

ソフィー、かわいいです。

やっぱり、楽しいですね。

街の住人とアイテムがもらえることがあるの、住人と話すようになったのが1番の改善点かな、と。

とはいえ、後半になると、面倒になって街の住人と話すことがなくなって行くのですが。

何度かつまづいてしまいました。

ストーリーを進めるために必要なアイテムを作る材料がなく、行けるところをくまなく歩き回っては途方に暮れる始末。

取得できるアイテムのレベルを上げる必要がありました。

久しぶりにゲーム初心者みたいな失敗をしてしまいました。

他にもレシピ発想するための条件を満たすために必要なクエストが出てくるまで、何度もクエストをやり直したりとか。

ボリュームとしてはかなりありました。ボスはそこそこ強いので難易度はNORMALで適当でしたね。

ライザのアトリエではメニュー画面も凝っていたのですが、普通だったのが、ちょっと残念。

「家傳 ちりめん山椒  やよい」を取り寄せてみた

www2.enekoshop.jp

会社の同僚おすすめのご飯の友ということで取り寄せてみました。

おにぎりにしたくなるようなちりめん山椒ですね。

ただ、自分、そんなちりめん山椒好きではなかったのでした。山椒が気になってしまって。

ちりめん自体はいいのです。もう少しふりかけにしたくなる濃いめの味が自分好みっぽいですね。

スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち

greats2022.jp

平日の最終時刻だからか、たまたまか、ゆっくり見れました。

どの絵の前にも客が1人いるかいないかぐらいで、多くて5人ですかね。

これくらいでないと楽しめないです。

気に入った絵は何度も見返したりしました。

ベラスケスの説明動画見たら、戻って、卵を調理する婆の絵を見返しました。確かに言われてみると調理器具の金具とか、質感まで見事に書いてあるなあと。

ジョシュアレイノルズの「ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち」も映像で改めて見ると、テーブル上の豪奢な小物に気付かされたり。

フランシス・グラントの「アン・エミリー・ソフィア・グラント」は結婚直前の娘を描いた絵。グラント本人が亡くなるまで手放さなかったそうですが、まあ、そうでしょうね。おそらく、娘本人を等身大で描いたんじゃないでしょうか。片足を90度向けた立ち振る舞いとか。

そういうヨーロッパっぽい絵の中で、ゴーギャンの絵は、目立ちますね。タヒチの女性と、黄色のはっきりしたコントラスト。

パリス・ボルドーネ《化粧をするヴェネツィア女性たち》は、いかにもルネサンスっぽい絵。16世紀の絵です。

そこから、ジョン・エヴァレット・ミレイ《「古来比類なき甘美な瞳」》のように19世紀の割と現代寄りの絵も展覧されて比較して見れるのが、今回の展示の面白いところでした。

Alexa、反応悪くなったら再起動で解決

Amazon Echoをもう1年ぐらい使い続けてます。

たまに音声に反応が悪くなる時があります。

そういうときは、再起動すると良さそうですね。

Amazon Echoは電源ボタンがないので、電源ケーブルの差し直しで再起動させます。

読書感想「日本人の味覚は世界一」

日本人の味覚は世界一 (廣済堂新書 36)

日本人の味覚についていろいろ書いてありますが、一番参考になるのは、

好きな味を「見える化」してみよう

というもの。塩味、酸味、甘味、旨味、苦味の5つで分析するのです。

自分の苦手なコーヒーは、酸味と苦味。

苦味もそうだけど、酸味も苦手だからなーと思ったら、よく好んで使う調味料の醤油は、塩味と旨味が主ですが酸味もあるのです。

さらに醤油には、なんと苦味もあるのです。

考えてみるとコーヒー単体でも美味しいとは思えないのですが、甘いものと合わせて飲んでみると、うまく調和してなんともいえない味わいを覚えます。

そういったことを考えれば、もっと味を楽しめそうだなと思いました。